5月1日はメーデー!
しかし、まだまだ話すことはいっぱいあります。今年は色々と説明をしましょう。ローマ時代に「フローラル」と言うお祭りがあって、春の女神フロラのお祭りでした。ギリシャでは今でも伝統が残っています。5月1日は皆お花の冠を家の扉や門に飾ります。春とともに咲くスズランは春のお祝いにとってちょうどいいシンボルです。1560年、シャルル9世 (フランス王)がドローム県に行った時、スズランを頂いたそうです。そのお花をとても気に入り、シャルル9世は宮殿の女性たちに次の年からスズランをあげる事にしました。「スズランはお守りです。幸せがやってくるように。」と、願いながらさしあげたそうです。1900年、パリのオートクチュールの人たちが、宣伝のためにスズランを女性のお客さんたちに差し上げます。スズランを胸にかざって、男性も女性もとてもオシャレ気分です。19世紀の終わりから「メーデー」は有ります。その日は、仕事をしないで、一日中休みますが、本当は社会についての不満を訴える日でした。しかし、春のお祭りと重なっているせいで、色々と人々は大変でした。1941年の4月21日にフィリップ・ペタン (フランス国主席)が「メーデー」を春の始まりを祝うお休みの日にしようと決めました。春のお祭りは昔は赤いイヌバラを上げる日だったが、赤いイヌバラは政治的なシンボル (フランスの左翼のマーク)があるので、白い無垢なスズランをあげる事になりました。その日から、フランスの「メーデー」は政治のしない日となります。毒を発生する花なので、スズランを食べたり、なめたり、食べ物につけたり、スズランの入っていた水を飲んだり絶対にしないでください。
スズランをあげる習慣はフランスだけです。他の国には有りません。
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